QAZZ — 005
レーベル:QAZZ
企画:石田久二
制作:株式会社フロムミュージック
発売元:まるいひと株式会社
QAZZ-005
演奏者
収録曲
作品について
QAZZレーベル第五弾。ソロアルバム『おみずさま』に続く、阿部篤志リーダーのピアノトリオ作品。ドラムに榊孝仁、ベースに芹澤薫樹を迎えた全9曲。阿部と芹澤は都内を拠点に様々なギグで顔を合わせる旧知の間柄、福岡在住の榊とは前年の企画で初共演したが、阿部いわく「音楽に対するあり方が似ている」。三者三様の個性が対等に鳴り響く。
収録曲はスタンダード・ポップスが5曲、メンバーのオリジナルが3曲、タイトル即興曲が1曲という構成。レコーディング前日にまったく同じ内容でライブを行い、翌日収録するという手法で熱量と完成度を両立させた。緊急事態宣言真っただ中の大盛況なライブの翌日に収められた演奏である。
「まるいひと」とはプロデューサー石田久二のニックネーム。弥勒のみこちゃん(岡本弥子)が名付けた言葉で、西日本発音では「ドミドソラ」と読む。このモチーフが一枚を貫く通奏低音として静かに流れ続ける。
冒頭『Cheek to Cheek』はピアノソロから始まるスウィンギーなナンバー。ボサノバの傑作『One Note Samba』、阿部オリジナル『紫陽花』は現代音楽テイスト、カーペンターズの『I Need to Be in Love』はゆったりとした詠嘆調に。芹澤のオリジナル『痕跡』はハードボイルドなサスペンス調、榊のオリジナル『りひと』は息子への愛を込めた叙情的な一曲。ユーミン『中央フリーウェイ』はアップテンポで疾走し、デザート的位置づけの『We're All Alone』が全体を締めくくる。
QAZZの「マニアックなこだわり」と「親しみやすさ」のハイブリッドを最も濃く打ち出した一枚。三人の個性が完全に対等なレベルで絡み合う、まさにトリオというフォーマットの醍醐味を体現した作品である。
クレジット
レーベル:QAZZ
企画:石田久二
制作:株式会社フロムミュージック
発売元:まるいひと株式会社